2014年公演ラインナップ・100周年記念行事発表会 トップスターコメント

写真 龍真咲
宝塚歌劇団 月組 龍真咲
宝塚歌劇が100周年を迎えるというこの時期に、こうして舞台に立たせていただけますことを、とても誇りに、光栄に感じております。これもすべて、たくさんの先輩方がこの道を築いてくださったからこそ、そして、たくさんのファンの皆様が宝塚歌劇を愛してくださるからこそ、と肝に銘じ、また新たな100年への道を築いていけるよう、日々精進して参りたいと思います。
月組公演は、まさに100年前に宝塚歌劇が初めて公演を行いました4月でございます。この記念すべき公演は、和物ショー、お芝居、洋物ショーの豪華3本立てでございます。洋物ショーでは、ブロードウェイの著名な演出家、ジェフ・カルフーン氏をお迎えして、振付をしていただくということで、今からとてもワクワクしております。そして、この公演は、宝塚歌劇団100期生の初舞台公演でもありますし、100人のラインダンスなども予定しておりますので、100周年に相応しい華やかな舞台になる予定でございます。そちらの方も、ぜひ楽しみにしていただければと思います。宝塚歌劇が100年の中で培ったレビュー文化の集大成とも言えるこの作品、今からとても身の引き締まる思いでございます。月組生一同、力を合わせて、皆様にお楽しみいただけます舞台を目指し、精一杯励んで参りたいと思います。何卒、月組をよろしくお願いいたします。
2014年 月組公演情報 ◆宝塚大劇場:    2014年3月21日(金)~4月28日(月) [一般前売:2014年2月15日(土)]
◆東京宝塚劇場:2014年5月16日(金)~6月15日(日)  [一般前売:2014年4月13日(日)]

■主演・・・(月組)龍 真咲、愛希 れいか
日本絵草紙
『宝塚をどり』

作・演出/植田 紳爾
宝塚歌劇の日本物の伝統を踏まえながら、伝統の継承だけではなく、挑戦という姿勢をもって構成された作品です。祝典舞踊、伝統芸能の原点でもある日本の民謡、鏡獅子を題材にした新しい獅子と蝶の舞などで構成された日本物レビュー。
プチ・ミュージカル・プレイ
『明日への指針 -センチュリー号の航海日誌-』

作・演出/石田 昌也
1900年代初頭の禁酒法時代、ロンドンからニューヨークへ向かう貨客船「センチュリー号」を舞台に、小説家志望の船の通信士と、若き人妻を中心に繰り広げられる祝祭劇。
グランド・レビュー
『TAKARAZUKA 花詩集100!!』

作・演出/藤井 大介
レビューの王様と言われた演出家・白井鐵造が、帰朝みやげ作品として、1930年に『パリゼット』を手掛け、その後、1933年に『花詩集』を発表。ここから、現代の宝塚歌劇のレビュー、ショーが発展していきました。100周年という記念すべき年に、『花詩集』を現代のアレンジで作り直し甦らせることによって、宝塚の原点を見つめなおし、これからの更なる発展へとつなげる、新しい『花詩集』を目指した作品です。また、振付スタッフのメンバーに、ブロードウェイで演出・振付の第一人者として活躍中の、ジェフ・カルフーン氏を招聘する予定です。

※なお、この公演で、第100期生が初舞台を踏みます。