月組公演『グランドホテル』『カルーセル輪舞曲』制作発表会

2016/09/09

9月8日(木)、宝塚歌劇月組公演 ザ・ミュージカル『グランドホテル』、モン・パリ誕生90周年 レヴューロマン『カルーセル輪舞曲(ロンド)』の制作発表会が行われました。   

(右から)稲葉 太地(宝塚歌劇団 演出家)、小川 友次(宝塚歌劇団 理事長)、珠城 りょう(月組)、トミー・チューン氏(特別監修)、愛希 れいか (月組)、美弥 るりか(月組)、岡田 敬二(宝塚歌劇団 演出家)、生田 大和(宝塚歌劇団 演出家)

1928年のベルリンを舞台に、高級ホテルを訪れた人々が一日半のうちに繰り広げる様々な人生模様を描いたミュージカル『グランドホテル』。1989年トミー・チューン氏演出・振付によりブロードウェイで幕を開けたこの作品は、圧倒的な評価を得てトニー賞を5部門で受賞、その後ロンドンやベルリンでも上演されました。宝塚歌劇では1993年、涼風真世を中心とした月組がトミー・チューン氏を演出・振付に迎え、宝塚バージョンとして上演し、大好評を博しました。長年の功績を称えられ、2015年の第69回トニー賞において特別功労賞を受賞したトミー・チューン氏を特別監修に迎え、2017年の幕開け、宝塚歌劇の舞台に蘇ります。一方、『カルーセル輪舞曲(ロンド)』は、日本初のレヴュー『モン・パリ』誕生から90周年を記念して、優美な華やかさの中に迫力あるダンス場面を織り交ぜて繰り広げるレヴューロマン。日本を出発しパリに着くまでを描いた『モン・パリ』に対し、パリから出発して宝塚を目指す世界巡りの形式で、バラエティ豊かな数々の場面をお届け致します。月組新トップスター珠城りょうの宝塚大劇場・東京宝塚劇場のお披露目公演として、また2017年の幕開きを飾るに相応しい魅力あふれる両作品に、どうぞご期待ください。



制作発表会ではまず、『カルーセル輪舞曲(ロンド)』から2曲を披露。トップ娘役・愛希れいかの「吾が巴里」に続き、月組新トップスター・珠城りょうが主題歌の「カルーセル輪舞曲(ロンド)」を歌い上げました。雰囲気は打って変わり、『グランドホテル』から「Grand Parade」の楽曲が流れると、会場は1928年のベルリンへ。珠城、愛希に、美弥るりかも加わり、芝居仕立てのパフォーマンスを披露いたしました。恋に落ちた瞬間の驚きと喜びを歌う「恋なんて起こらない(Love Can’t Happen)」(珠城、愛希)はロマンティックな雰囲気で魅せ、「一緒にグラスをとろうよ(We’ll Take A Glass Together)」(珠城、美弥)では早くも息の合ったコンビネーションを発揮し、会場を作品の世界に誘いました。   

  

パフォーマンス終了後には、『グランドホテル』オリジナル演出・振付を担当し、今作の特別監修をしていただく、トミー・チューン氏と宝塚歌劇団演出家の岡田敬二、稲葉太地、生田大和が加わり、月組出演者とともに公演への意気込みなどを語りました。   

トミー・チューン氏(『グランドホテル』オリジナル演出・振付、特別監修)

また再び、宝塚歌劇団とこうして一緒に仕事ができるとは思っていなかったので、今回の『グランドホテル』の再演は本当に夢のようです。また新しい仲間とご一緒できることが大変嬉しく、楽しみです。作品の本質は大切にしていかなければなりませんが、珠城りょうという新しいトップスターがこの作品でどのような姿を魅せてくれるのか、その過程も含めてこれから宝塚歌劇の『グランドホテル』を創り上げていくことに期待をよせています。   

岡田 敬二(『グランドホテル』演出)

宝塚歌劇103年目の冒頭、お正月公演で珠城りょうを中心とした月組の新しいメンバーにおいて、トミー・チューン氏の監修を得て『グランドホテル』を再演できることを宝塚歌劇団のスタッフの一人として、大変光栄で嬉しく思っております。私とともに今回『グランドホテル』を担当する生田先生や、『カルーセル輪舞曲(ロンド)』を担当する稲葉先生は、今や宝塚歌劇団を代表する若手演出家です。私自身も若い2人の演出家を誇らしく思うとともに、彼らの演出をとても楽しみにしております。両作品にご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。   

生田 大和(『グランドホテル』演出)

エンターテインメントとして極上のものでありながら、芸術的なスピリットをあわせ持った美しい作品『グランドホテル』に、今回演出という形で参加することができて、大きなプレッシャーとともに喜びを感じております。トミー・チューン氏の名に恥じぬ宝塚歌劇版『グランドホテル』にできるよう、頑張ってまいりたいと思います。“新参者”の立場で稽古場で形を創り上げていくにあたって、 “良き演出家”であるとともに“良き学者”として作品に込められた精神や心を探求し、私自身も1928年の『グランドホテル』という世界の人々とともに生きたいと思っております。   

稲葉 太地(『カルーセル輪舞曲(ロンド)』作・演出)

『グランドホテル』はとても大好きな作品ですので、その後のショーを『モン・パリ』誕生90周年記念レヴューとして担当させていただくことは大変光栄であり、同時に身の引き締まる思いです。岸田辰彌先生、白井鐵造先生をはじめ、多くの先輩方の作品づくりをもう一度勉強し直し、敬意を表して、私なりの新作レヴューを創っていきたいです。そして何よりも、珠城を中心とした月組の魅力を最も活かすことが、本作で私に与えられた最大の使命だと感じておりますので、新生月組が繰り広げる一番素晴らしいレヴューを目指して、皆と一緒に作品づくりに取り組みたいと思っております。   

珠城 りょう

『グランドホテル』を月組で上演させていただけると伺った時は驚きと同時に、私に務まるのかという不安もありましたが、様々な資料を拝見し、本日の制作発表会の準備を進める中で、この作品に出演させていただけることの幸せを日々感じるようになり、次第に役者冥利に尽きるという想いがあふれてきました。それと同時にショーでは『モン・パリ』の90周年という記念すべき年に、新たに私たちのためにオリジナルのショーを創っていただけるのは、とても光栄に思います。岡田先生、稲葉先生、生田先生、そしてトミー・チューンさんをお迎えして、新たに作品を創り上げることができますことに心から感謝しております。   

愛希 れいか

ブロードウェイ・ミュージカル作品の中でも特に大切にされてきた作品のひとつである『グランドホテル』に出演させていただけますことをとても幸せで光栄に思っております。また、『カルーセル輪舞曲(ロンド)』につきましては、稲葉先生からまだ構成を伺っただけですが、すでに気持ちはワクワクしています。本作は宝塚大劇場のお正月公演となりますので、一年の幕開けに、そして新しい月組のスタートに相応しい作品になるのではないかと、今からとても楽しみにしております。   

美弥 るりか

大変思い入れのある『グランドホテル』という作品で、オットー・クリンゲライン役に出会えた奇跡に感謝しつつ、魂を込めて大切に演じたいと思っております。そして、『カルーセル輪舞曲(ロンド)』は、一度聞いただけでも思わず口ずさんでしまうようなワクワクする主題歌ですので、私たちだけではなく、お客様にも一緒に楽しんでいただける舞台をお届けしたいです。今公演は珠城りょうのお披露目であり、新しい月組のスタートとなりますので、私も微力ながら組を支える力になれるよう、両作品ともに精一杯お稽古に励んでまいりたいと思います。   

  

月組公演
ザ・ミュージカル『グランドホテル』
モン・パリ誕生90周年 レヴューロマン『カルーセル輪舞曲(ロンド)』

  • 宝塚大劇場:2017年1月1日(日)~ 1月30日(月)[一般前売:2016年11月26日(土)]
  • 東京宝塚劇場:2017年2月21日(火)~ 3月26日(日) [一般前売:2017年1月15日(日)]

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