月組 TBS赤坂ACTシアター公演『雨に唄えば』制作発表会

2018/03/20

3月19日(月)、宝塚歌劇月組公演 ミュージカル『雨に唄えば』の制作発表会が行われました。   

(左から)美弥 るりか(月組)、中村 一徳(宝塚歌劇団 演出家)、小川 友次(宝塚歌劇団 理事長)、珠城 りょう(月組)

2018年6月16日から7月4日まで、TBS赤坂ACTシアターで上演されるこの作品は、ジーン・ケリー、ドナルド・オコナー、デビー・レイノルズの出演で大ヒットしたミュージカル映画『雨に唄えば』をもとに、1983年にロンドン、1985年にはブロードウェイで舞台化されたミュージカル。宝塚歌劇では2003年の日生劇場公演にて安蘭けい、2008年の梅田芸術劇場公演にて大和悠河主演で上演され、ブロードウェイ版に現代的な解釈を加えた新場面や、宝塚歌劇らしい華やかさを取り入れた舞台がいずれも大好評を博しました。
サイレント映画がトーキーへと移り変わる1920年代のハリウッドを舞台に描く、明るく陽気なミュージカル・コメディが、10年振りに宝塚歌劇の舞台に登場。珠城りょうを中心とした月組がホットな舞台をお届けします。

制作発表会ではまず、ドン・ロックウッド役の珠城りょうが“You Were Meant For Me”を、コズモ・ブラウン役の美弥るりかが“Make’em Laugh”を、そして珠城と美弥が二人で“Singin’in the rain”を披露。名場面の再現に、早くも作品の世界に引き込まれた会場からは、大きな拍手が送られました。   

パフォーマンス終了後は、演出を担当する中村一徳とともに、意気込みを語りました。


中村一徳
「10年振り3回目の上演にプレッシャーは感じますが、今の月組ならではのクオリティの高い作品にしたいと思います。これまでにやってきたことは引き継ぎますが、過去の2回とは劇場も異なりますので、それに合わせたセット転換を考えているのと、振付のコンセプトも変えて、2人の魅力を引き出したいと思います。新しい部分を見ていただくと同時に、月組の個性も楽しんでいただきたいですね。『雨に唄えば』は古き良き時代のミュージカルの原点的な作品であり、心躍る楽しい作品である一方、その時代に対する風刺や、その時代の映画界に生きた人々の葛藤も描かれています。そういったことが浮き彫りになるように、ストーリーの骨太さも表現したいと思っております。梅雨の季節の公演ですが、ご観劇後、雨の中でも軽やかな気持ちでお帰りいただけるような心弾む作品にしたいと思いますので、ぜひ足をお運びください。」

珠城りょう
「『雨に唄えば』は、途中、苦悩や葛藤する姿も描かれつつも、最後はとてもハッピーな気持ちになれる楽しい作品ですので、お客様に夢や希望、そして元気をお届けできたらと思います。この作品は、映画や舞台をご覧になったことのない方でもきっとご存知の有名な楽曲が盛り込まれているのも魅力のひとつです。そして、タップダンスの場面もたくさんあり、映画でドン・ロックウッドを演じたジーン・ケリーさんがとても躍動感のある動きで表現されていました。そこに到達できるように日々研究して、映画を見て感じた、エレガントで大人っぽく、けれども恋に対してはピュアな男性という、人物像を参考にしながらドン役を追求し、自然と唄を口ずさめそうな楽しい舞台をお届けしたいと思います。」

美弥るりか
「これまで映画や舞台でたくさんの方々が大切に育ててこられた作品に出演させていただけることを、とても光栄に思います。珠城率いる月組では、仲間との絆を描いた作品を多くやってきましたが、『雨に唄えば』でも珠城が演じるドンとの友情を感じる役を演じられることをとても嬉しく思います。お互いの個性を残しつつも新しい何かを発見して、長く愛されているこの作品に今の月組ならではのエッセンスを加えられるよう、精一杯頑張ってまいります。」

Q. 珠城りょう、美弥るりかに期待すること
中村一徳
「珠城の演じるドンは、心優しく、人間的にもおおらかで器の大きい男性です。すでに、珠城からはそういった面を感じますので、ドン個人のことにとどまることなく、その温かみを作品全体に浸透させてほしいと思います。美弥の演じるコズモは周りとはどこか違った空気を持った人で、皆が落ち込んでいてもその空気を換えて引っ張っていけるような、軽快さや明るさを出してほしいですね。二人とも今まさに進化中ですので、この公演でも、また新たな一面をお客様にご覧いただきたいです。」

Q. 作品に対する意気込み
珠城りょう
「トップ就任以来、若くて元気な役を演じることが多かったのですが、ドンは大人の男性ですので、この明るい作品の中で彼の大きさを表現したいと思います。今、月組はどんどん進化しようとしている時期です。この『雨に唄えば』は、月組をプラスの方向に導いてくれる作品だと感じますので、出演者全員を引っ張っていけるよう、頑張りたいと思います。」

美弥るりか
「コズモのような、物語をかき回すユニークな役を今までに経験したことがなかったので、とても楽しみな反面、新たな挑戦になるのではないかと思います。出演者とともに誠実に役と向き合って、皆さまの心に残る舞台を目指して取り組んでまいります。」   

  

月組公演
ミュージカル『雨に唄えば』

  • TBS赤坂ACTシアター:2018年6月16日(土)~7月4日(水)[一般前売:4月29日(日)]

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