ミュージカルドラマ『Appartement Cine´ma(アパルトマン シネマ)』作・演出:稲葉太地 ミュージカルドラマ『Appartement Cine´ma(アパルトマン シネマ)』作・演出:稲葉太地
東京特別公演(日本青年館大ホール)
主な配役 出演者
公演期間:4月3日(月)〜4月10日(月)

この公演は終了いたしました(2006年)

ミュージカルドラマ
『Appartement Cine´ma(アパルトマン シネマ)』
作・演出:稲葉太地
【解説】
 様々な人々が交錯するホテルという空間を舞台に、現実世界からドロップアウトして過ごす人々が、もう一度各々の抱える問題と向き合い、そして自分の帰るべき場所に戻っていくまでを描いたミュージカルドラマ。
 無国籍な街並にひっそりと佇む一軒のアパルトマンホテル。このホテルの宿泊客たちはみな一様に問題を抱えながら、それをどうしようとするわけでもなく、毎日を取りとめもなく快楽的に過ごしている。一時の勢いをすっかり失くしたものの、プライドだけは人一倍のアイドル。仕事ばかりで家庭を顧みない夫に疑問を感じ家を出た新妻。颯爽と文壇に登場してみたものの新作のアイディアが全く浮かばず世間から忘れられ始めた青年作家などなど、ここには束の間の現実逃避の筈がすっかりそこに根を下ろし、お互いの境遇を慰め合って逗留している人々が溢れているのである。
 そんな宿泊客の中でただ一人ウルフという男だけは、これと言った問題を抱えているようでもない、軽口で調子の良い男であった。
 そんなある日、レオナードと名乗る男が倒れこむようにチェックインし、それを知ったウルフは驚愕する。彼はウルフがかつて「殺し屋」としてターゲットにした男だったのだ……。
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