バウ・ミュージカル『フェット・アンペリアル』−帝国の祝祭−
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宝塚バウホール公演 主な配役 出演者
公演期間:6月2日(金)〜6月11日(日)

この公演は終了いたしました(2006年)

バウ・ミュージカル
『フェット・アンペリアル』−帝国の祝祭−
作・演出:大野拓史
■解説
 第二帝政期フランスの半社交界=ドゥミ・モンドを舞台に繰り広げられる、「新米スパイ」の恋と友情の物語。
 19世紀半ば。イギリス貴族の庶子として生まれたウィリアムは、家歴代の職業=軍人にさせられる。しかしせめてもの反抗として、軍人としては傍流にすぎないスパイになることを選んだ彼は、訓練所で気の強い下町娘エンマ・クラッチと出会う。エンマは女優志願であったところをスカウトされ、スパイになる訓練を受けていたのである。
 やがて、表向き大使館付駐在武官として、フランスに赴任するウィリアム。上司はブランメルという屈強な叩き上げの男で、そのブランメルにウィリアムはスパイとして鍛えられてゆく。
 そんなある日、ウィリアムは売り出し中のクルチザンヌ、コーラ・パールと組むことを命ぜられる。会ってみると、そのクルチザンヌは、エンマ・クラッチ、その人であった。エンマはクルチザンヌとしてドゥミ・モンドに紛れ込み、スパイ活動に従事していたのである。二人に与えられた命令は、クリミア戦争絡みの工作活動として、色好みの皇帝ナポレオンIII世を寵絡することだった。だが、それが叶いそうになった時、何故だか嫌だったウィリアムは、皇帝の目を盗みエンマを連れ出してしまう。ウィリアムを間抜け呼ばわりしつつも、一緒に逃げるエンマ。しかし、どこか行く当てがある訳でもない二人は、それぞれの戻るべき場所へ戻ってゆく他ない。
 様々な葛藤に悩まされながら、それでもスパイとして成長しつつあったウィリアムは、諜報活動した時でさえ敵に先を越されることから、どこからか情報が漏れているのではないかと疑惑を感じるようになっていた。調べ始めたウィリアムは、ブランメルがイギリス国内の反戦派の密会に参加していたことを知るのだったが・・・・・・。
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