NTT東日本・NTT西日本フレッツシアター 幕末青春グラフィティー『維新回天・竜馬伝!』−硬派・坂本竜馬III− グランド・レヴュー『ザ・クラシック』−I LOVE CHOPIN−

宝塚大劇場公演
公演期間:11月3日(金・祝)〜12月12日(火)
主な配役 出演者


この公演は終了いたしました(2006年)

新人公演情報
『維新回天・竜馬伝!』
公演期間:2006年11月21日(火)18:00開演
NOW ON STAGE(タカラヅカ・スカイステージ ホームページより)


NTT東日本・NTT西日本フレッツシアター
幕末青春グラフィティー
『維新回天・竜馬伝!』−硬派・坂本竜馬III−
作・演出/石田昌也
 NTT東日本・NTT西日本フレッツシアター 幕末青春グラフィティー『維新回天・竜馬伝!』−硬派・坂本竜馬III− グランド・レヴュー『ザ・クラシック』−I LOVE CHOPIN−


[解 説]

 1989年(宝塚バウホール)、1996年(シアター・ドラマシティ)に、花組・真矢みき主演により上演した『硬派・坂本竜馬』を宝塚大劇場用に大胆にリメイク。男の友情、男女の愛をテーマに、飛び抜けた行動力と優しさ溢れる人間的な魅力で、維新の主役となった自由人、味方からも敵からも愛された竜馬の颯爽とした生き様を、激動の時代に若い命を燃やした志士たちや竜馬を愛した女たちとのかかわりの中で描いた「痛快娯楽時代劇」。
 徳川幕府の政策に不満を持つ薩長肥後・西南大藩の志士たちは、朝廷を中心とする新国家建設に乗り出した。鎌倉幕府より700余年続いた「武士」の時代が、終わりを告げようとしていた。
 土佐の郷士(下級武士)、坂本竜馬は剣術修業のため、江戸の北辰一刀流千葉道場に遊学していた。黒船来航以来、外国人を日本から締め出す「攘夷論者」だった竜馬は、開国論者の幕臣・勝海舟を斬りに行くが、逆に勝の進歩的な考えに共鳴して弟子入りしてしまう。この心変わりに道場主の重太郎は竜馬を破門してしまうが、これは竜馬を一介の剣士で終わらせるにはもったいない、「日本を変革する男」と見込んでのことであり、また竜馬に想いを寄せる妹・佐那子の恋心を断ち切らせるためでもあった。
 江戸から京に出た竜馬は、勝海舟と共に神戸の海軍操練所で操船術を学び始め、伏見・寺田屋の養女・お竜とも恋が芽生え始めていた。しかし京は、幕府が討幕派を駆逐するために結成した新撰組と薩長との間で争いが絶えない都となっていた。「同じ日本人同士が殺し合いなどしていては、日本は清国のように欧米列強の属国となってしまう」と危惧した竜馬は、西郷隆盛に私設海軍兼貿易会社の海援隊を作りたいと資金援助を申し出る。そして「今こそ犬猿の仲の薩長が軍事同盟を結び、一致団結しなければ幕府は倒せない」、と盟友、陸援隊隊長・中岡慎太郎の協力を得て薩長和解に奔走する。しかし薩摩の西郷隆盛、長州の桂小五郎は、藩への拘りとプライドから同盟を結ぼうとしない。竜馬は新政府が樹立した後も「徳川家」を断絶させず、新政府に参加させるべきだ、という構想を持っていた。これは「敵を殺すと、潰すとでは意味が違う、殺せば遺恨が残り内戦になる、無血革命を以て新国家は建設されるべきじゃ、敵は殺さずとも、力を奪えばそれで充分、人は生かしておけば必ず役に立つ日が来る!」との竜馬の柔軟な考えが受け入れられないためでもあった。桂は竜馬に「一体アンタは幕府か、薩摩か、長州か、土佐か…どこの味方なんじゃ!」と詰め寄るが、竜馬は「わしゃ、日本の味方ぜよ!」と切り返す。
 竜馬は勝海舟の計らいで、敵である「十五代将軍」一橋(徳川)慶喜に接見していた。慶喜は「徳川御三家・水戸藩」の出身であったが、元来水戸は「勤皇の家系」で有栖川宮家から王女を娶る等、朝廷と姻戚関係が深い藩であった。「水戸は武臣とはいえ、代々勤皇の家系、将軍の政権はあくまでも京都朝廷より委任されたもの、徳川と朝廷との間に万一諍いある時は、朝廷に付くべし!」という「水戸学」を学んだ将軍であったのだ。竜馬は驚いたが、慶喜は「徳川は政体が古すぎる、誰が将軍になっても、もう…うまく行かぬ、幕府にも竜馬…お前のような気骨のある家臣がおったらな…」とつぶやいた。
大政奉還が成り、無血革命は成功に終わったと思われた。日本は新しい船出をしたのである。そして新撰組の寺田屋襲撃から機転で竜馬を救ったお竜と竜馬の恋は急速に深まり、祝言の日取りも決まった。しかし、あくまで「武力倒幕」を目指していた勢力から、竜馬と中岡は命を狙われることになった・・・・・・。



NTT東日本・NTT西日本フレッツシアター
グランド・レヴュー
『ザ・クラシック』−I LOVE CHOPIN−
作・演出/草野旦

[解 説]
浪漫主義を代表する作曲家ショパンが生んだ数々の名曲を中心に、華麗で荘厳なクラシック音楽の世界をレヴュー化。
ピアノの詩人と呼ばれたショパンの「幻想即興曲」「革命」「別れの曲」など、夢見るような美しい旋律にのせて、観る人を優雅で気品に満ちた世界に誘う"ザ・クラシック"。
現実を超越する永遠の世界を夢見た浪漫主義の香りが漂う、宝塚歌劇ならではの華麗な作品。

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