万葉ロマン「あかねさす紫の花」 レビュー「レ・ビジュー・ブリアン」-きらめく宝石の詩-
全国ツアー
公演期間:2006年10月1日(日)〜10月29日(日)

この公演は終了いたしました(2006年)

主な配役 出演者

万葉ロマン
『あかねさす紫の花』
作・演出/柴田侑宏 演出・振付/尾上菊之丞
[解 説]
 万葉前期の立役者である兄弟、中大兄皇子・大海人皇子(おおあまのみこ)の二人の兄弟と、二人の兄弟から愛を受けた女流歌人・額田女王(ぬかたのおおきみ)の壮麗な万葉ロマンの名作。今年2月には中日劇場で瀬奈じゅん主演により上演し、好評を博した。

 天智七年五月五日。即位して天智天皇となった中大兄皇子を祝って、近江の蒲生野(がもうの)で盛大な「薬狩」の行事が催された。その席には、天智天皇、弟大海人皇子、もとは大海人皇子の妃であったが、今は天智天皇の妃となっている額田女王、そして額田女王の姉・鏡女王(かがみのおおきみ)らが列席していた。この四人を襲った運命のいたずらは、大和朝廷の混沌としたありさまを象徴するかのようであった。
 話は遡ること十五年前。大和の額田の郷から始まる。そこに、帝に献上する鏡作部の長・鏡王(かがみのみこ)がいた。彼には鏡女王と額田女王という、共に美しく聡明な娘がいた。ことに額田女王は幼い時から神に仕え、神のお告げを伝える修行をしていた。皇太子中大兄皇子は、鏡女王を見初め、足繁く額田の郷に通っていた。
 ある初夏の日。兄と共に額田の郷にやってきた大海人皇子は、額田女王と初めて顔を合わせる。そしていつしか二人は恋心を抱きあうようになる。
 大化改新から五年。大海人皇子は額田女王を妃に迎える。二人の間には十市皇女(とおちのひめみこ)も生まれ、宮廷は泰平に思われた。しかしある日のこと、思わぬ事件が起きる。益々艶やかさを増した額田女王を目の当たりにした中大兄皇子は、強引に額田女王を自分の妃にしてしまう。兄弟の仲違いの噂が出ては困ると考えた中臣鎌足の進言で、中兄大皇子は引き換えに自分の娘を妃として大海人皇子に与える。額田女王への想いを残しながらも、政略のため、大海人皇子は兄の言いつけを受け入れざるを得なかった。
 いつしか歳月は流れて……。蒲生野に立つ額田女王の胸中を様々な想いが駆け巡っていた。その時、額田女王目指して駆けてくる蹄の音。大海人皇子であった。額田女王は再会の喜びを歌にする。
 しかし、再会の喜びも夢の一こまにすぎなかった。中大兄皇子の即位の宴に出席した大海人皇子は、額田女王への慕情と兄への怒りを込め、槍を片手に踊るのであった。
レビュー
『レ・ビジュー・ブリアン』
−きらめく宝石の詩−
作・演出/酒井澄夫
[解 説]
 追憶−琥珀、清楚−真珠、歓喜−ダイヤモンド、嫉妬−ルビー。宝石の持つイメージをテーマに、人生の重要な瞬間を、感覚的に、ドラマティックに取り上げ構成した、宝塚歌劇ならではの豪華レビュー。

公演日

公演会場

10/1

梅田芸術劇場メインホール

10/2

10/4

宇都宮市文化会館
(栃木県)

10/5

大宮ソニックシティ
(埼玉県)

10/7

府中の森芸術劇場
(東京都)

10/8

市川市文化会館
(千葉県)

10/9

10/11

よこすか芸術劇場
(神奈川県)

10/13

イズミティ21
(宮城県)

10/14

10/15

10/17

岩手県民会館

10/18

八戸市公会堂
(青森県)

10/20

北海道厚生年金会館

10/21

10/22

10/24

會津風雅堂
(福島県)

10/25

郡山市民文化センター
(福島県)

10/27

半田市福祉文化会館
(愛知県)

10/28

瀬戸市文化センター
(愛知県)

10/29

ひこね市文化プラザ
(滋賀県)

【阪急電鉄(株)主催公演】
●市川市文化会館
一般前売:8月26日(土)
座席料金:S席6,500円、A席5,000円(税込)


【その他の会場での公演】
一般前売、座席料金:各公演ごとに異なります。各主催者(上記TEL)にお問合せください。

 
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