新トップ音月桂に注目

制作発表会レポート

公演に先立ち、2010年9月14日(火)に東京會舘で制作発表会が開催されました。その模様を一部ご紹介し、公演の魅力に迫ります!

※制作発表会の模様は映像でも一部ご覧いただけます。 ムービーはこちら

※メッセージ募集は終了いたしました。たくさんのメッセージありがとうございました。

パフォーマンス披露

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作曲:ジェラール・プレスギュルヴィック
音楽監督・編曲:太田健

#1
「天使の歌が聞こえる」(Amour heureux)
音月桂、舞羽美海
#2
「僕は怖い」(J’ai peur)
音月桂
#3
「エメ」(AIMER)
音月桂、夢華あみ

フランス版「ロミオとジュリエット」を宝塚バージョンとして上演するにあたり

宝塚歌劇団演出家 小池修一郎

「ロミオとジュリエット」の物語は、誰もが知っているでしょうし、宝塚でも過去に何度も何度も上演されてまいりました。
しかし、このフランスの「ロミオとジュリエット」は、ジェラール・プレスギュルヴィックさんが2001年にパリで初演されたものです。ロック調の音楽もそうですが、少しお話の解釈を変えて、例えばティボルトという敵役が恋敵の設定になっているなど、若者たちの群像をより前面に出したつくりになっていると思います。
必ず引き合いに出される「ウエスト・サイド物語」が、移民同士の対立を舞台にした社会派のミュージカルであったのに対して、ジェラール・プレスギュルヴィックさんの「ロミオとジュリエット」は、むしろシェイクスピアの原点に近い、とてもシンプルに純愛というものを描こうとしています。それが、いまの21世紀の私たちが上演するにあたり、私自身は少し心配に思いながら手を付けたのですが、背景や状況などが斬新に設定されているわけではなく、恋愛のみに生きる若い恋人たちという設定が、逆にお客様にとって、ある意味では新鮮に映ったように感じました。
シェイクスピアの本質に則り、多少は現代的なアレンジを加えてはいるのですが、基本的には純愛を追い求めるミュージカルであるということは、そこに徹底した宝塚歌劇との接点があったのではないかと思っています。

実は、音月、舞羽、夢華以外の雪組メンバーのオーディションをいたしました。
東京宝塚劇場公演の千秋楽翌日にオーディションを行ったので、疲れていたり、水夏希さんのサヨナラ公演でもありましたので、気持ちの上でも何か引きずっているのではないかと思っていたのですが、全くそんなものを感じさせない、新たなものに挑戦するという大変な意気込みを感じました。
これは1996年に一路真輝さんのサヨナラ公演『エリザベート』のオーディションにも負けないくらいの大変な熱気でございました。
どの人も大変前向きで、熱心に挑戦してくれており、新生雪組の新たな熱い息吹を感じました。
雪組の『ロミオとジュリエット』が、宝塚の歴史に新しいページを開くことを期待し、私自身もまたそれを目指して頑張りたいと思っています。
新生雪組に期待すること!

From.小池修一郎
To.新生雪組

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小池修一郎プロフィール

公演の意気込み

【雪組トップスター 音月桂】

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今回、このお話を頂きまして、素直にとても嬉しかったです。
世界各地で舞台化や映画化され、もうこのお話を知らない人はいないのではないかと思うほどの名作「ロミオとジュリエット」。その中でも、ロミオを演じさせていただけるというのは、心が踊るほど、胸が踊るほど嬉しいというのはこのことを言うのではないかと思いました。 今回、小池先生とは2007年に雪組公演『エリザベート』でご一緒して以来で、私はルキーニというロミオとは全く違う、個性の強い役をさせていただきました。
その時から自分がどれくらい成長できているのか、小池先生の求めるロミオ像、思い描かれている役に早く近づいて演じていけるように頑張りたいと思っております。
新生雪組が素晴らしい作品でスタートできますことを、本当に幸せに思っております。 皆様の期待にそえるよう、いえ、それをいい意味で裏切ることができるように、心も新たに、フレッシュな素晴らしい公演を皆様にお届けできればと思います。雪組一丸となり頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

自身が思う役のイメージ
私が「ロミオとジュリエット」を初めて知ったのは映画なのですが、とにかくすごく熱い情熱を持っていて、キラキラと輝くようなイメージを受けました。
今回、舞台をさせていただくにあたり、今とても嬉しい気持ちがあるのですけれども、それと少しリンクするようにロミオがジュリエットに出会った時にときめく気持ちなどを大切に演じていきたいと思っております。

【雪組 舞羽美海】

この「ロミオとジュリエット」という素晴らしい作品の中で、ジュリエット役をさせていただけるとお聞きした時は、音月さんと同じで、本当に嬉しいという思いとともに、驚きや不安な気持ちでいっぱいでしたが、初日に向けて精一杯努力をしてお稽古に励みたいと思います。
小池先生の作品は初めて出演させていただきますので、幸せに思っておりますし、小池先生をはじめとした先生方、音月さんに一生懸命に付いて行き、頑張りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

自身が思う役のイメージ
ジュリエットという役は本当に純粋で、その中でもロミオを愛し抜いて死んでいくという最後の結末もありますので、芯の強さも持ったジュリエットを演じさせていただきたいと思います。

【雪組 夢華あみ】

初めてこの話をお聞きした時は、ただただ驚きで信じられませんでした。今も緊張と不安でいっぱいなのですが、上級生の方々や先生方のご指導にそって精一杯頑張りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいします。

自身が思う役のイメージ
お話自体は悲劇ではありますけれども、本当に幸せに満ち溢れて、愛に溢れた役だと思います。それが少しでもお客様に伝えられればと思っています。

公演のPOINT

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日本初上演となった星組公演(7月梅田芸術劇場、8月博多座)との違いとして、豪華で華やかなフィナーレがあります。宝塚歌劇ならではのダンスや群舞、歌が加わり、また雪組全員が出演しますので、よりパワフルに盛り上がる作品になることでしょう。
空間が広がりますので、自ずと美術などの展開も大きくなるのではないでしょうか。
作品が持つ“若さ”や“エネルギッシュ”といった部分をより強く表現できること請け合いです。

期待が高まる雪組公演 三井住友VISAカード ミュージカル『ロミオとジュリエット』。
新トップスター音月桂を中心とした新生雪組、組子全員が揃っての公演となります。
ご期待ください!!

メッセージ募集は終了いたしました。たくさんのメッセージありがとうございました。

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