2014年公演ラインナップ、100周年記念行事発表会 トップスターコメント

写真 蘭寿とむ
宝塚歌劇団 花組 蘭寿とむ
私は宝塚歌劇80周年の年に、宝塚音楽学校に入学いたしました。その時は、宝塚歌劇に100年の日がやって来ることなど想像もしておりませんでしたが、本日、改めて宝塚歌劇が大きな節目を迎えようとしていることを実感しており、また来年は100周年の記念すべき年に舞台に立たせていただけることを本当に光栄に心から幸せに感じております。
100周年の花組公演は、2月にミュージカル『ラスト・タイクーン』とショー『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』の二本立ての作品でございます。フィッツジェラルドの小説が原作のミュージカルは、1930年代の黄金期のハリウッド映画界を舞台に、主人公の大物プロデューサーの悲哀とロマンスを描き出した作品でございます。そしてショーは、伝統的な様式美と斬新なスタイルの相互の魅力を合わせてお届けする100周年に相応しいショー作品になっております。今の花組だからこそ生まれる、花組ならではの魅力を存分に味わっていただけるよう、出演者一同力を合わせ、心を込めてお届けして参りたいと思っております。100周年も、それ以降も宝塚歌劇を、そして花組をよろしくお願いいたします。
2014年 花組公演情報 ◆宝塚大劇場:    2014年2月7日(金)~3月17日(月)   [一般前売:2014年1月4日(土)]
◆東京宝塚劇場:2014年4月10日(木)~5月11日(日) [一般前売:2014年3月9日(日)]

■主演・・・(花組)蘭寿 とむ、蘭乃 はな
ミュージカル
『ラスト・タイクーン ―ハリウッドの帝王、不滅の愛― 』
~F・スコット・フィッツジェラルド作「ラスト・タイクーン」より~

脚本・演出/生田 大和
20世紀のアメリカ文学の代表的な作家であるフィッツジェラルドが最後に取り組んだ未完の長編小説「ラスト・タイクーン」のミュージカル化。1930年代のハリウッド映画界を舞台に、大物プロデューサーの栄光と挫折、そして女優であった亡き先妻と瓜二つの未亡人とのロマンスを描いたミュージカルです。尚、この公演は生田大和の宝塚大劇場デビュー作となります。
メガステージ
『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』

作・演出/齋藤 吉正
これまで培われてきた宝塚独自のレビュー、ショーに、時代を反映した洒落たセンスを織り込み、100周年以降のレビュー、ショーの新たな形式を提示する意欲的なステージ。“眩しい夢”の数々が“無限”の可能性に満ちた100周年となるよう、願いを込めた舞台です。