視覚に障がいのあるお客様等を対象とした鑑賞サポートサービスの開始について

2023.05.02

宝塚歌劇では、より多くのお客様に公演をお楽しみいただくべく、サポートが必要なお客様への様々なサービスをご用意しております。
このたび、視覚に障がいのあるお客様等を対象とした新たな鑑賞サポートサービスとして、宝塚大劇場・東京宝塚劇場で実施される公演のプログラム(宝塚大劇場版の抜粋データ)のテキストデイジー図書(※)を、サピエ図書館(※)を通じて提供(公開)いたします。   

対象となる公演プログラム

宝塚大劇場・東京宝塚劇場で実施される公演のプログラム
※雪組公演『Lilac(ライラック)の夢路』『ジュエル・ド・パリ!!』の公演プログラムより提供を開始いたします。同プログラムについては、本日5月2日(火)より提供しております。
※今後の公演につきましては、概ね宝塚大劇場公演の初日から1週間後をめどに提供(公開)を開始し、公演初日から1年間を提供(公開)期間といたします。   

テキストデイジー図書の概要

・宝塚大劇場の公演初日より販売しております宝塚大劇場公演プログラムより、「理事長あいさつ」「演出家あいさつ」「スタッフ連名」「あらすじ」「場面ごとの配役表」を、テキストデイジー図書にて提供(公開)いたします。   

ご利用について

・サピエ図書館のホームページからダウンロードできます。
・サピエ図書館の利用には事前登録が必要です。詳しくはサピエホームページをご覧ください。
・サピエ図書館は、著作権法上、視覚障がい者等で活字情報をそのまま読むことができない方のみ利用できます。   

※デイジー、テキストデイジー図書とは
デイジー(DAISY)は、「Digital Accessible Information SYstem」(アクセシブルな情報システム)の略で、視覚障害者等、活字による読書に困難をお持ちの方に向けて、より幅広い場面で情報をアクセシブルにする「システム(規格)」として、世界50か国以上で採用されている国際標準規格です。テキストデイジー図書は、テキストデータに、見出し・段落・ページ情報などを付与し、デイジー(DAISY)規格に則って編集したアクセシブルな電子書籍で、拡大して目で読んだり、再生機器・ソフトウエアが内蔵している合成音声で文字情報を読み上げさせ、その音声を聞いたりして利用することができます。

※サピエ図書館とは
視覚障害等で活字情報をそのまま読むことができない方のために、点字や録音されたデータ、デイジー図書を集めた図書館です。

当サービスは、サピエ図書館の運営者の一つである社会福祉法人日本ライトハウス情報文化センターと阪急電鉄(株)歌劇事業部(宝塚大劇場・東京宝塚劇場)の共同事業としておこなっております。