宝塚大劇場・バウホール

宝塚大劇場は、宝塚歌劇の専用劇場として1924年に誕生。現・宝塚大劇場は、宝塚歌劇80周年を目前にした1993年にリニューアルされ、杮落とし公演 星組『宝寿頌』『PARFUM DE PARIS』で開幕しました。客席数2,527席（当時）を誇る夢の空間は、どの席からもステージが見やすいように配慮されたちどり配列の2層構造に生まれ変わり、翌年には、赤い絨毯のメインロビーを含む全館が竣工しました。
その後も改修を重ね、2005年、2階席から銀橋上の出演者をより見やすくするため、銀橋の形状を穏やかなカーブに変更。これにより1階席最前列（中央部）を23席増設。さらに、2026年には、より多くのお客様に着席でご観劇いただけるよう、1階後方エリアに座席を新設し、2,619席を有する劇場となりました。
舞台装置、照明、音響等の設備においては、細やかな表現が可能になるオペレーションシステムを採用し、オーケストラの生演奏とともに、よりドラマティックな空間を演出します。
隣接する宝塚バウホールは、1978年に開場しました。名前（Bow〈舳先〉）に込められた「船が波をかき分けて進んでいくように」という想いのとおり、宝塚歌劇の次代を担う若手スター、若手演出家の登竜門として、挑戦的な作品を生み出していく役割を担っています。客席数は約500席、ステージと客席の距離が近く、一体感をより強く感じることができる劇場です。