花組 東京宝塚劇場公演【柚香光 退団】千秋楽

2024.05.27

5月26日(日)、花組東京宝塚劇場公演 ミュージカル『アルカンシェル』~パリに架かる虹~が千秋楽を迎えました。

花組トップスター柚香光が、東京宝塚劇場での最後の舞台に立ち、客席からの温かい拍手に包まれながらその幕を下ろした後、引き続き、記者会見を行いました。   

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柚香光
「皆さまに喜んでいただける日にしたいと、緊張感も抱きながら今日の一日をスタートいたしました。今はホッとし、とても嬉しく感じております。本当にありがとうございました。」

Q. 羽根を下ろした時の気持ちは?
A. 感謝の想いと安堵の気持ちがございました。羽根の重みは羽根そのものの重みではなく、その羽根の持つ意味がとても大きなものでございます。無事に終えられたのは、何よりもお客様の応援があってこそと、「ありがとうございます」という言葉で胸が埋め尽くされました。この溢れる想いが少しでも皆さまにお届けできていれば嬉しいです。

Q. 最後の衣装に袴を選んだ理由は?
A. 最後は宝塚歌劇団の生徒として、身を引き締めて皆さまにご挨拶させていただきたいと思い、タカラジェンヌの正装である紋付き袴を選びました。

Q. どのような思いで最後の花を選んだのか?
A. ダリアやプロテアの花を使ったブーケは、宝塚大劇場では白、今日は赤ということで「紅白」の意味もあります。偶然の出合いから選んだお花ですが、後に花言葉を伺った時には、背筋が伸び、このお花に恥ずかしくない人になりたいという気持ちになりました。

Q. 男役として目指してきたもの
A. 花組の男役とは、トップスターとはどうあるべきかをずっと自身に問い続けてまいりました。大切にして磨いてきたことは、やはり品性と品格、そして愛であったと思います。

Q. 後輩たちへの想い
A. 上級生から下級生に至るまで、私にはない魅力を持った方々がたくさんいらっしゃいます。自分を信じ、愛して、伸び伸びと舞台を務めてほしいと思います。

Q. あらためて、自身にとって「宝塚歌劇」とは?
A. 私の青春です。その一言に尽きます。とても良い青春だったと感じています。   

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