雪組 宝塚大劇場公演【彩風咲奈 退団】千秋楽

2024.08.12

8月11日(日)、雪組宝塚大劇場公演 三井住友VISAカード シアター 宝塚グランドロマン『ベルサイユのばら』-フェルゼン編-が千秋楽を迎えました。   

雪組トップスター彩風咲奈が宝塚大劇場の最後の舞台に立ち、お客様の温かい拍手に包まれながらラストステージの幕を下ろした後、引き続き、記者会見を行いました。   

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初めに、彩風咲奈より皆さまに感謝の気持ちを伝えました。

「皆さまのお蔭で無事に今日、宝塚大劇場を卒業することができました。ありがとうございました。」

会見では、以下のような質疑応答がありました。

Q. 最後の衣装に袴を選んだ理由
A. サヨナラショーの最後に踊らせていただいた「オマージュ」は、私が宝塚に憧れた最初の作品『ベルサイユのばら 2001』のフィナーレナンバーで、初舞台も振り付けてくださった羽山紀代美先生の場面でもあるということから、先生の振りを最後に踊りたいと考えて選ばせていただきました。そして、この場面は正装である飾りのない黒燕尾で踊りたいと思っておりましたので、大階段は緑の袴で降りることにいたしました。

Q. 千秋楽のフィナーレを迎えた時の気持ち
A. お芝居ではフェルゼン役に集中し、フィナーレナンバーでは男役・彩風咲奈に戻るという感覚があるのですが、組のみんなとたくさん踊ったり、みんなを見たり、お客様を眺めさせていただくような素敵な振りが多く、今日はその想いを一つひとつ自分の心に焼き付けたいとの想いでした。

Q. サヨナラショーに込めた想い
A. お客様と一緒に自身の思い出を振り返ることも素敵なのですが、「ばらのタンゴ」は、私にとって憧れの詰まった場面でしたので、男役として最後まで夢を叶えたい、新しいことに挑戦したいとの想いから、あのような構成を先生方と考えさせていただきました。新しいショーに向かうような気持ちでした。

Q. サヨナラショーでの笑顔について
A. 本当に清々しい気持ちで、楽しませていただきました。雪組のみんなとつくる舞台が大好きですし、『ベルサイユのばら』の世界に生きられることを本当に嬉しく感じておりました。お客様がいらっしゃるこの大劇場で舞台に立たせていただく喜びがいっぱいで、楽しさと嬉しさと幸せが涙を超えておりました。

Q. 大階段を降りた時の気持ち
A. すごく研ぎ澄まされた空間でした。降り始めて最初にお客様が見えて、下まで行くと組のみんなの笑顔があり、本当に夢の世界だなとあらためて感じました。非常にリラックスした気持ちで、あの場に立たせていただいておりました。

Q. ファンへのメッセージ
A. 今日一日だけではなく、毎日本当に幸せな気持ちで舞台に立たせていただいておりました。心から感謝の想いを込めて、東京公演も頑張ってまいりたいと思います。   

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