宙組 東京宝塚劇場公演【芹香斗亜 退団】千秋楽

2025.04.28

4月27日(日)、宙組東京宝塚劇場公演 宝塚歌劇百十周年紀念奉舞『宝塚110年の恋のうた』、ジャズ・スラップスティック『Razzle Dazzle(ラズル ダズル)』が千秋楽を迎えました。

宙組トップスター芹香斗亜が、東京宝塚劇場での最後の舞台に立ち、客席からの温かい拍手に包まれながらその幕を下ろした後、引き続き、記者会見を行いました。   

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芹香斗亜
「本日を持ちまして、宝塚歌劇団を卒業させていただきます。皆さまには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。たくさんの学びを得た宝塚歌劇団を離れるのは寂しい気持ちもありますが、これからも自分らしく歩んでまいりたいと思います。」

Q. 最後の舞台を終えてあらためて、自身にとって「宝塚歌劇」とは?
A. 今、私の人生で一番ときめくもの、それが宝塚だと思っています。

Q. 今後挑戦してみたいことは?
A. 宝塚では本当にたくさんの学びを得ましたが、私は学ぶことが好きなので、まだ知らない世界で自分が学べることを探していきたいと思います。

Q. 最後の挨拶に黒燕尾を選んだ理由は?
A. 私の黒燕尾姿が好きだと言ってくださるファンの方が多いのですが、今回の公演ではお見せする場面がなかったので、最後に見ていただきたいと思い、選びました。

Q. 男役として目指してきたものは?
A. 男役としてはもちろんですが、舞台人として、誠実に舞台と向き合い、その作品で何を表現するのかを考えることが男役にも繋がっていて、それを突き詰めてきたと思っています。

Q. サヨナラショーの選曲について
A. 振り返ってみて好きだった曲をリストアップしていたら、私が今皆さまにお伝えしたいことがすべてその中に含まれておりましたので、この選曲になりました。中でも『群盗-Die Räuber-』の「Future Revolution」は、まさに私の願いそのものです。私たち舞台人は、舞台に立って何かを表現し、伝えることが一番の役目だと思っていますので、この気持ちが皆さまに届いたら良いなと思い、歌わせていただきました。

Q. サヨナラショーの舞台から見た光景は?
A. 星組時代の曲では青、花組時代の曲ではピンクと、ペンライトの色を変えていただいて、ファンの方々の気持ちに本当にグッときました。やはり宝塚はファンの皆さまによって成り立っているなと思いましたし、一途に支えてくださったファンの方々がいらっしゃったからこそ、私自身、ここまで来ることができました。本当に感謝の気持ちしかございません。

Q. 後輩へのメッセージ
A. みんなの姿にいろいろなことを学ばせていただき、感謝しかありません。伝えたいことは山ほどありますが、自身の持つ力を最大限に発揮するためにも、ただ、体に気を付けて、元気に舞台を楽しんでほしいと願っています。   

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