(追)花組公演『Goethe!』の初日をオリジナル・プロダクションのクリエーターと制作関係者が観劇
2025.12.02
※梅田芸術劇場公演初日の模様を追記しました。
梅田芸術劇場公演
2025年12月1日(月)、花組公演『Goethe(ゲーテ)!』が梅田芸術劇場公演の初日を迎え、オリジナル・プロダクションのクリエーター ギル・メーメルト氏(脚本・演出家)と、セバスチャン・デ・ドメニコ氏(音楽スーパーバイザー/オーケストレーション)、制作会社であるステージエンターテインメント社のシモーネ・リンホーフ氏(アーティスティック・プロダクション・ディレクター)がご観劇されました。
(左から)植田景子、星空美咲、永久輝せあ、シモーネ・リンホーフ氏、ギル・メーメルト氏、セバスチャン・デ・ドメニコ氏
終演後、花組トップコンビの永久輝せあ、星空美咲、演出家の植田景子(日本語脚本・訳詞・演出)とともに感想を伺いました。
ギル・メーメルト(Gil Mehmert)氏
「この舞台を観ることは、作者として素晴らしい体験でした。まるで日本のオリジナルミュージカルではないかとすら感じました。それほどに、皆さんがこの物語を自分のものにしていただき、それぞれご自身ならではの形で表現されていて、観ていてとても楽しかったですし、お芝居に関しても本当に素晴らしく、圧倒されました。」
セバスチャン・デ・ドメニコ(Sebastian De Domenico)氏
「この作品のミュージカル化のアイディアが出た時は、ポップ・ミュージカルを想定し、ゲーテがドイツで初めてのポップスターという設定から作られました。ポップソング数曲から始まり、年月を経てワークショップを重ねていく中で、真の意味でのミュージカルになっていきました。ドイツ版のゲーテは常に非常に高い音域で歌い、現代のミュージカル歌手が到達可能な限界に挑戦しています。ロッテも同様です。今回、とりわけ主演のお2人には、その非常に難しい曲をたくさん歌う主役をやり遂げてくださったことに心から敬意を表します。どれほどの努力が必要だったか想像ができません。それをご自身のものにされていたことが、私達にとって大変印象的でした。」
シモーネ・リンホーフ(Simone Linhof)氏
「東京公演ですでに、いかに心を砕き情熱を注いでくださっているかをキャスト全員から感じ、非常に感銘を受けていましたが、大阪公演では、また新たなレベルに上がったなと思いました。表現の自由度、自信が増し、キャラクターがそれぞれ細かいところまで肉付けされていて本当に素晴らしく、ここまでご尽力いただいたことに非常に感謝しております。スタッフの皆さま、植田景子さんにも、この作品に素晴らしいビジョンを持って作り上げていただいたことに、深く感謝申し上げます。」
植田 景子
「シアターパーソンの1人として、この「Goethe!」という作品に出合い宝塚で上演できたこと、この仕事に関われたことを、今非常に幸せに感じています。長い年月をかけドイツのクリエーターの方々が試行錯誤を繰り返しながら作っていらっしゃった物語が、私の心に響き、ぜひこの作品をと思い、日本語版の脚本・訳詞・演出を宝塚でさせていただくことになりました。その中でキャストの一人ひとりがそこに込められた想いを自分のものにし、そしてお客様にもそれを感じ取っていただき、国境という垣根を超えてこの素晴らしい作品に関われたこと、私の思い付きからではありますが、多くの人を巻き込み、シェアできたことに、この仕事に対する幸せとやりがいを感じ、本当に感謝しかありません。」
東京国際フォーラム ホールC公演
2025年11月16日(日)、花組公演『Goethe(ゲーテ)!』が東京国際フォーラム ホールCで初日を迎え、オリジナル・プロダクションのクリエーター マルティン・リングナウ氏(作曲家)と、制作会社であるステージエンターテインメント社のシモーネ・リンホーフ氏(アーティスティック・プロダクション・ディレクター)がご観劇されました。
(左から)星空美咲、シモーネ・リンホーフ氏、マルティン・リングナウ氏、永久輝せあ
終演後、花組トップコンビの永久輝せあ、星空美咲とともに、感想を語っていただきました。
マルティン・リングナウ(Martin Lingnau)氏
「今日は本当に特別な日でした。「Goethe!」がアジア圏で初めて、日本というこの地で上演され、その瞬間に立ち会えたこと、そして私の音楽をこの美しい国に届けることができたことを、心から光栄に思います。観客の皆さんが物語と楽曲を愛してくださっている姿を見届けることができて、とても幸せでした。そして、舞台裏でも舞台上でも、宝塚の皆さんのクオリティと才能の高さには、ただただ胸を打たれるばかりです。
演出家の植田景子さんには、心から感謝の気持ちでいっぱいです。今日は私たち全員にとって、本当に特別な一日でした。」
シモーネ・リンホーフ(Simone Linhof)氏
「このパフォーマンス、この才能、そしてこの温かさと精密さに触れ、胸がいっぱいです。今日は本当に素晴らしい一日を迎えることができました。
宝塚歌劇団の皆さん、そして植田景子先生率いるクリエイティブチームが、この作品を私たちが夢にも見なかったレベルで日本の舞台に立ち上げてくださったことを、私たちは心から誇りに思っています。」
永久輝 せあ
「開演前はとても緊張していたのですが、夢中で舞台に立っていました。そしてやり終わった今は、この作品を通して、日本の国境を越えたような、世界と一体になったような、そんな感覚があります。」
星空 美咲
「私も始まる前は緊張していましたが、初日の舞台を終えてみて、たとえ言語が違っても、舞台上で魂を燃やしてお届けしたいと思うものは伝わるのだと感じることができ、とても幸せです。」
花組公演
A New German Musical『Goethe(ゲーテ)!』
- 東京国際フォーラム ホールC:2025年11月16日(日) ~11月24日(月)
- 梅田芸術劇場メインホール:2025年12月1日(月) ~12月11日(木)




