作品紹介

作品紹介

主演

望海 風斗、真彩 希帆   

解説

ブロードウェイ・ミュージカル

『20世紀号に乗って』
ON THE TWENTIETH CENTURY
Book and Lyrics by Adolph Green and Betty Comden
Music by Cy Coleman
Based on a play by Ben Hecht and Charles McArthur and also a play by Bruce Milholland
“On the Twentieth Century” is presented by special arrangement with SAMUEL FRENCH, INC.
潤色・演出/原田 諒

ヒット作に恵まれず、借金を抱えた舞台演出家兼プロデューサーのオスカー・ジャフィは、シカゴでの舞台に失敗し破産の憂き目にあっていた。シカゴとニューヨークを結び、世界一と謳われる豪華客室を備えた高級列車「特急20世紀号」。その車内でオスカーは、かつての恋人で今や人気映画女優となったリリー・ガーランドと出会う。偶然を装うオスカーだが、実は彼女がこの汽車に乗るという情報を掴み、再起をかけて自らが手掛ける新作への出演を頼み込もうと部下2人に命じ、どうにかこうにかこの列車に乗り込んだのだった。久しぶりに会ったリリーは、恋人のブルースを伴っていた。オスカーはリリーの説得を試みるが、彼女は頑としてその申し出を拒む。そんなところへ思いがけない話が舞い込んだ。オスカーの芝居のスポンサーになろうという老夫人が現れたのである。ニューヨークまでは16時間!はたしてオスカーは、20世紀号がグランド・セントラル駅へ到着するまでに、無事資金を調達出来るのか?はたまたブルースの妨害をかいくぐり、彼女に出演を承諾させることが出来るのか?そしてオスカーとリリー、再会した二人の恋の行方は・・・・・・?
1978年にブロードウェイで初演され、トニー賞5部門を制覇。2015年のリバイバル上演においても作品賞にノミネートされるなど、ミュージカル史に燦然と足跡を残す名作がついに宝塚歌劇に登場します。個性豊かな登場人物たちのウィットに富んだ駆け引きが、サイ・コールマン作曲の軽快な音楽に乗ってスピーディーに展開する様は、まさにブロードウェイ・ミュージカルの真骨頂。その楽しさに加え、1930年代の香り漂うアール・デコの豪華な舞台美術、煌びやかでゴージャスな衣装といった宝塚歌劇ならではの華やかさの中、現代感覚を織り交ぜた新たな演出でお届けする意欲作──どこまでも陽気で洒脱なミュージカル・コメディの醍醐味を存分にお楽しみ下さい。   

※宝塚歌劇では、出演者一同お花のお届け物を辞退させていただいております。