『めぐり会いは再び』の世界

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2011年に柚希礼音を中心とした星組で上演された『めぐり会いは再び』は、恋する男女が織りなす騒動を華やかにコミカルに描きあげたミュージカルとして大好評を博し、翌年には『めぐり会いは再び 2nd ~Star Bride~』を続演。
シリーズ3作目となる最新作『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-』では、前作で礼真琴が演じたルーチェと、ガールフレンドのアンジェリークを中心に、その10年後が描かれます。
『めぐり会いは再び』を初めてご覧になるお客様にも、シリーズを心待ちにしてくださっているお客様にも、今作を一層お楽しみいただけるよう、これまでの2作品のストーリーを振り返りながら『めぐり会いは再び』の世界をご紹介いたします。   

これまでのおはなし

『めぐり会いは再び』(2011年)

今より少し遠い昔。オルゴン伯爵家では、娘シルヴィアの花婿選びが行われることになりました。
しかし、失恋したばかりのシルヴィアは、召使いのリゼットと入れ替わって5人の花婿候補を観察し、相手の人柄を認めたら結婚すると条件を出したのです。
一方、花婿候補の一人、ヴェスペール公爵の息子ドラントも、愛を信じられず、結婚に乗り気ではありませんでした。そこで、従者のブルギニョンと入れ替わってしまったのです。
ドラントとシルヴィア、そして、ブルギニョンとリゼットは、お互いに入れ替わっていることを知らずに、恋に落ちてしまうのでした。   

写真 (左から)ドラント:柚希礼音 ブルギニョン:紅ゆずる

写真 (左から)ドラント:柚希礼音 シルヴィア:夢咲ねね

『めぐり会いは再び 2nd ~Star Bride~』(2012年)

それから1年後。結婚を翌日に控えたドラントとシルヴィアは、ひょんなことから言い争いをして、仲違いをしてしまいます。
ちょうどそこにシルヴィアの婚約者を名乗る騎士クラウスが現れたことから、事態は大混乱。
リゼットと結婚したブルギニョン、すぐにスランプに陥る劇作家エルモクラート、シルヴィアの父オルゴン伯爵、そしてオルゴン家の末息子ルーチェは、ドラントとシルヴィアの仲直りのため、ある計画を立てるのでした。
果たして、ドラントとシルヴィアの恋の行く末は…!?   

写真 (前列左から)ドラント:柚希礼音 シルヴィア:夢咲ねね

写真 (左から)ルーチェ:礼真琴 シルヴィア:夢咲ねね

『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-』

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ドラントとシルヴィアの結婚から10年。まもなく25歳を迎えるオルゴン伯爵の次男ルーチェ・ド・オルゴンは、友人レグルスの探偵事務所で手伝いをして暮らしていました。ガールフレンドのアンジェリークとの関係も順調とは言えず、アンジェリークからは縁談の話が持ち込まれたことをほのめかされるのでした。そんなある日、事務所に現れた奇妙な依頼人から、とある依頼を受けます。その捜査のため、ルーチェは王女の花婿選びに参加することに。果たしてルーチェはアンジェリークの愛を手に入れ、さらには王都に平和を取り戻すことが出来るのでしょうか!?   

主な登場人物

  

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ルーチェ・ド・オルゴン(礼 真琴)
オルゴン伯爵家の次男。三つ編みがチャームポイント。
大学を卒業後、友人のレグルスの探偵事務所に寝泊まりしつつ、探偵業の手伝いをしている。
10年以上の付き合いになるアンジェリークとは、喧嘩と仲直りを繰り返してきたが、アンジェリークから縁談の話が持ち上がっていることをほのめかされ、喧嘩の末にすれ違ってしまう。
  

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アンジェリーク(舞空 瞳)
ルーチェのガールフレンド。国王の甥であるローウェル公爵の娘。ルーチェの煮え切らない態度から、強情を張ってしまい喧嘩中。
  

レグルス・バートル(瀬央 ゆりあ)
ルーチェの大学時代の友人で探偵。普段は迷い犬の捜索や、浮気調査をしているが、ある日、奇妙な依頼人から、代々伝わる秘宝“一角獣の聖杯”に関わる依頼を持ち込まれる。
  

マダム・グラファイス(万里 柚美)
元伯爵夫人。かつて、シルヴィアの元花婿候補の一人、リュシドール・グラファイスとの道ならぬ恋で、愛想尽かしを繰り返していた。王家の行儀指南役で、王女の花婿選びで審査委員長を務める。
  

エメロード(美穂 圭子)
女優、歌姫。劇作家エルモクラートの元恋人でパトロンでもあった。今回はコメット座の公演にゲスト出演する。
  

フォーマルハウト(美稀 千種)
旅芸人一座「コメット座」の座長。11年前から変わらず、遅筆の作家に振り回される。
  

ブラン(白妙 なつ)
オルゴン伯爵家のメイド長。
  

ユリウス(天寿 光希)
オルゴン伯爵家に長年仕える執事。エメロードの大ファン。
  

レオニード・ド・ローウェル(音波 みのり)
シルヴィアの花婿選びに兄・フォションの名を騙って参加するほど、ルーチェの兄・マリオを一途に想っている。今はマリオとの恋愛経験をいかして、恋愛コンサルタントとしても活躍している。
  

宰相オンブル(綺城 ひか理)
コーラス王の片腕とも言われる権力者。元軍人。
  

セシル・ピーター・ウェルズ(天華 えま)
ルーチェの大学時代の友人。エルモクラートの弟子で、「コメット座」の台本を手掛けている。
  

ロナン・ヴェリタス・オンブル(極美 慎)
宰相オンブルの息子。王女の有力な花婿候補。

  

  

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今回の公演『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-』の人物相関図をCheck!!

『めぐり会いは再び』、『めぐり会いは再び 2nd ~Star Bride~』に続く、星組公演『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-』。
青年に成長したルーチェと、懐かしいキャラクター、そして新たなキャラクターが繰り広げるミステリー仕立てのラブコメディにご期待ください!
  

『めぐり会いは再び』の新作上演を記念し、シリーズ第1作&第2作を収録した特別ディスクをリリース!