ハラスメントのない健全な職場環境の整備

阪急阪神ホールディングスグループの使命は、「安心・快適」と「夢・感動」をお届けすることで、お客様の喜びを実現し、社会に貢献することです。そして、その使命を果たし続けるための基盤は、社会の一員としてすべての人と共生していることを念頭に置き、お客様やお取引先、株主様、地域のみなさま、そして事業活動を担う役職員など、あらゆる人(ステークホルダー)の人権を尊重することにあると考えております。
私たち一人ひとりが人権感性を高めることで人権を自分自身に関わる問題と捉え、意識し、気づき、考えて行動していけるよう、グループ共通の人権の尊重に関する基本理念・基本方針(以下、同理念・方針)を定めております。

とりわけ、ハラスメントについては、働く人の個人としての人格や尊厳を不当に傷つけ、健全な職場環境の形成を阻害する社会的に許されない行為であり、働く人の自由な意見表明を奪い、企業活動における能力の有効な発揮の妨げにもなることから絶対にあってはならないものです。また、会社にとっても職場秩序や業務の遂行を阻害し、社会的評価に悪影響を与える問題です。

宝塚歌劇の運営に携わる阪急電鉄株式会社創遊事業本部・宝塚歌劇団・株式会社宝塚舞台・株式会社宝塚クリエイティブアーツにおいても、すべての役職員が互いに尊重され、健全な職場環境のもとで働くことができるよう、今後も継続して同理念・方針に則ったハラスメントのない健全な職場環境の整備に取り組んでいきます。また、関連するステークホルダーに対しても、同理念・方針への理解・支持を得るよう努めます。   

健全な職場環境の整備に向けた取組

1) 定期的な調査の実施
定期的に「職場環境に関するアンケート」を実施し、結果を踏まえて職場環境の現状分析を行い、外部からのアドバイスを受けつつ研修などのハラスメント防止に向けた計画を、毎年策定・実行しています。

2) ハラスメントに対する相談窓口の設置
手紙・電話でも受付可能なハラスメントに関する相談窓口を各部各社ごとに設置しています。相談員に対しては定期的に研修を実施し、相談を受けた場合の取扱、流れについて学んでいます。なお、相談者のプライバシーは保護され、不利益な扱いを受けることはありません。
加えて、相談窓口の認知度向上のため、様々な方法で繰り返し周知しています。

3) ハラスメント防止に関する周知や研修の実施
ハラスメント事案を発生させないという一人ひとりの強い意識と行動を醸成すべく、トップメッセージの発信を行い、各部各社の課題を反映した役職別のハラスメント防止研修及びトレーニングを行っています。また、ハラスメントを未然に防ぐことを目的として、職場におけるコミュニケーション向上や組織活性化、お互いを尊重し合う環境づくりといった切り口の研修も実施しています。

4) ハラスメント行為への対応について
事実関係を調査のうえ、ハラスメントの事実があれば厳正に対処します。