ストーリー

1940年、第二次世界大戦下にあるフランス領モロッコのカサブランカ。ドイツ軍の占領を逃れるため、ヨーロッパから脱出しアメリカへの亡命を希望する人々で賑わう街である。ここでアメリカ人リック(大空祐飛)はナイトクラブを経営していた。
贅沢でシックなナイトクラブは、洗練された魅惑的な雰囲気を漂わせていた。
そして、ヨーロッパ人、モロッコ人、トルコ人……店内はいつも様々な国、人種の客で活気に溢れていた。アメリカに行くためには一度は通過しなければならないこの街で、リックの店は亡命者たちの溜り場だったのである。

ある日、転出許可証を盗んだ男ウガーテが、リックの店を訪れ、リックに許可証の保管を頼む。リックはこれをピアノの中に隠す。ドイツ軍のシュトラッサー少佐 が、リックの店に姿を現す。シュトラッサー少佐 は、反ナチス活動監視のために派遣された人物だった。フランス軍のルノー大尉は、シュトラッサーの命を受けて、ウガーテをドイツ軍急使殺害の容疑で逮捕する。

そこへ反ナチス運動の指導者ラズロ(蘭寿とむ)が現われる。亡命のため転出許可証を入手する算段のためだった。ラズロから妻だと紹介された美貌の女性を見て、リックは息を呑んだ。その女性は、かつてリックがパリにいたとき、愛し合ったイルザ(野々すみ花)その人だった。イルザは、ドイツ軍がいよいよ侵入してきた時、共にパリを出ようと誓いながら、理由も告げずに待ち合わせ場所に姿を現さず、
そのまま消息を絶ってしまったのである。

再会した二人の恋が、自由を求める人々で混沌とした激動の地カサブランカで、
哀しくも激しく燃え上がる。リックの店に集う様々な人々の人生の行方は……。
そして、ドイツ軍の手が迫る中、愛のためにリックが出した答えとは……。

アンケート プレゼント
特別協賛

東日本電信電話株式会社 西日本電信電話株式会社

宝塚歌劇 Webチケット

Quatre Reves Online 宙組公演グッズ

Quatre Reves Online 宙組公演グッズ

ページトップへ

宝塚大劇場公演 東京宝塚劇場公演