ロマンチック・レビュー特集

岡田敬二が語る ロマンチック・レビュー

<ロマンチック・レビュー>は日本の、宝塚歌劇団にしか出来ないオリジナル・レビューをお届けしたいという想いで創っています。
2017年は、日本で最初のレビュー作品となった岸田辰彌先生の『モン・パリ』が上演されてから90周年を迎えます。
その後、白井鐵造先生の『パリゼット』『ローズ・パリ』等を経て、高木史朗先生のシャンソン・レビューや鴨川清作先生の『シャンゴ』『ノバ・ボサ・ノバ』と続きます。
『モン・パリ』上演からの90年で宝塚歌劇のレビューは世界中にその名を知られるようになりました。
アメリカ、フランス、ドイツなど、観光客用のレビューをロングラン・システムで上演している国もありますが、今や、定期的にオリジナル・レビューを上演しているのはタカラヅカしかありません。
<ロマンチック・レビュー>シリーズでは、私たちにしかできない、感性と内容を持った、成熟したオリジナル・レビューをめざしています。   

これまでのロマンチック・レビューのご紹介
  

1980年代の作品

1984年花組公演 ミュージカル・レビュー『ジュテーム』

主な出演者:高汐巴、大浦みずき、若葉ひろみ
宝塚歌劇70周年の節目の公演。様々な恋をシャンソンなどでつづる華麗で甘く、夢に溢れたレビューとなっている。   

  

1985年花組公演 ミュージカル・アドベンチャー『アンドロジェニー』-麗しき乙女たち-

主な出演者:高汐巴、大浦みずき、秋篠美帆
アンドロジェナスの神秘的な美しさは宝塚歌劇の魅力につながるものではないか……。そんな観点からアンドロジェナスの世界を魅せる。   

  

1986年月組公演 グランド・レビュー『ラ・ノスタルジー』

主な出演者:剣幸、こだま愛、涼風真世
ラ・ノスタルジーは郷愁・想い出の意味。懐かしいタンゴやオペレッタ、ラテンなどの名曲を散りばめた華麗なレビュー作品。   

  

1989年雪組公演 グランド・レビュー『ラ・パッション!』

主な出演者:杜けあき、鮎ゆうき、一路真輝
ラ・パッションとは情熱、熱情、希望という意味で若々しく熱気に溢れ、パワフルかつファンタスティックに描いたショー。   

  

1990年代の作品

1990年月組公演 ミュージカル・レビュー『ル・ポァゾン 愛の媚薬』

主な出演者:剣幸、こだま愛、涼風真世
“愛の媚薬”によって生まれる様々な愛の形を優しく、妖しく描き出した。大人っぽい、香りある作品。   

  

1991年星組公演 ミュージカル・レビュー『ナルシス・ノアール』

主な出演者:日向薫、紫苑ゆう、毬藻えり
ナルシストの様々な願望、悲しみ、美への憧れや自己陶酔などを美しい音楽と華やかな衣装で表現した耽美的なレビュー作品。   

  

1992年月組公演 ミュージカル・レビュー『夢・フラグランス』

主な出演者:涼風真世、麻乃佳世、若央りさ、久世星佳、天海祐希
華やかなネオ・ジャパネスク風のオープニングからクラシカルな中詰など、バラエティに富んだ、エンターテインメントに徹した作品。音楽的にも現代性にあふれたレビューとなった。   

  

1994年星組公演 ロマンチック・レビュー『ラ・カンタータ!』

主な出演者:紫苑ゆう、麻路さき、白城あやか
カンタータとは「交声曲」の意味で、「讃歌」をさす。宝塚歌劇のレビューの伝統を受け継ぐ、華やかなロマンチックムード溢れる作品となっている。   

  

1995年花組公演 ロマンチック・レビュー『ダンディズム!』

主な出演者:真矢みき、純名里沙、海峡ひろき、愛華みれ、紫吹淳、匠ひびき
男役の美学に通じる「勇気」「献身」「香り」など様々な男性の魅力をテーマにした、大人のレビュー。宝塚歌劇の魅力と、当時のトップスター真矢みきをはじめとした花組の個性を存分に発揮した作品。   

  

1996年雪組公演 ロマンチック・レビュー『La Jeunesse!』

主な出演者:高嶺ふぶき、轟悠、花總まり、和央ようか、星奈優里、安蘭けい
タカラヅカレビューの集大成を目指したロマンチック・レビュー・シリーズ10作目。“青春(La Jeunesse)”をテーマに、青春ならではの不安や切なさ、希望や夢、愛などが散りばめられている。   

  

1997年星組公演 ロマンチック・レビュー『魅惑II—ネオ・エゴイスト!—』

主な出演者:麻路さき、月影瞳、稔幸、紫吹淳、絵麻緒ゆう、湖月わたる、彩輝直
宝塚歌劇ならではの男役の美学や魅力を十分に発揮したレビュー。新しい21世紀のレビューはどうあるべきかを問う、タカラヅカらしい香りを醸し出すようなスペクタクルで洗練された作品。   

  

1998年宙組公演 ロマンチック・レビュー『シトラスの風』

主な出演者:姿月あさと、花總まり、和央ようか、湖月わたる、朝海ひかる、夢輝のあ、出雲綾、夏河ゆら、陵あきの
5組目となる宙組が誕生。新たな組の誕生にふさわしく、新しい時代への飛躍をテーマにした爽やかで若さ溢れる作品となった。
なお、この作品は北翔海莉をはじめとする第84期生の初舞台公演でもある。   

  

第84期生の初舞台

<岡田敬二が語る>

初舞台公演時の北翔海莉の印象

素直な人柄で、当時からバイタリティのある人だという印象を持っていました。

2000年代の作品

2000年花組公演 ロマンチック・レビュー『Asian Sunrise』

主な出演者:愛華みれ、大鳥れい、匠ひびき、伊織直加、楓沙樹、春野寿美礼、瀬奈じゅん、渚あき
中国、タイ、インドネシア、韓国……そして日本。「21世紀はアジアの時代」をテーマに、エキゾチックでパワフルな音楽とダンスで展開された作品。   

  

2001年雪組公演 ロマンチック・レビュー『Rose Garden』

主な出演者:轟悠、月影瞳、絵麻緒ゆう、朝海ひかる、貴城けい、立樹遥、紺野まひる
数百種類もある薔薇の花をテーマに、様々な伝説、言い伝え、花言葉などを美しく華やかに、陶酔感溢れるレビューとして構成した作品。多彩な個性が光る優美なレビュー。   

  

2003年宙組公演 ロマンチック・レビュー『テンプテーション!』—誘惑—

主な出演者:和央ようか、初風緑、花總まり、水夏希、大和悠河、彩乃かなみ
「熱く激しく…美しく妖しく…」Temptation=誘惑をテーマに、甘い陶酔感のある、芳醇で華やかな大人のレビューが展開された作品。   

  

2005年花組公演 ロマンチック・レビュー『ASIAN WINDS!』—アジアの風—

主な出演者:春野寿美礼、ふづき美世、彩吹真央、真飛聖、蘭寿とむ、愛音羽麗、遠野あすか
2000年に上演された『Asian Sunrise』に続き“日本のオリジナル・レビュー”を志向するロマンチック・レビュー・シリーズにふさわしく、アジアを取り上げたオリエンタル・ムード溢れるレビュー。   

  

2006年星組公演 ロマンチック・レビュー『ネオ・ダンディズム!—男の美学—』

主な出演者:湖月わたる、白羽ゆり、安蘭けい、立樹遥、涼紫央、琴まりえ、柚希礼音、陽月華
1995年の『ダンディズム!』のような色合いを受け継ぎ、宝塚歌劇の男役の美学を追求した、ロマンチックでエキサイティングなレビュー作品。   

  

2009年宙組公演 ロマンチック・レビュー『Amour それは…』

主な出演者:大和悠河、陽月華、蘭寿とむ、北翔海莉、美羽あさひ
美しく、心弾むメロディに乗せて、様々な愛にまつわるエピソードを描き、人生の生きる歓びや哀愁を謳い上げたレビュー。シリーズならではの美しい色調が特徴的である。
また、この公演で妃海風をはじめとした第95期生が初舞台を踏んだ。   

  

第95期生の初舞台

<岡田敬二が語る>

2015年星組全国ツアー公演『Amour それは…』の演出時に意識した点

歌唱力、表現力に定評がある北翔海莉ですので、まずテーマソングをどう歌ってくれるか、というところから始まり、どの場面もとても楽しみでした。
特にラテンの場面やラモーナの場面は北翔、妃海ともに魅力的でした。

初舞台公演時の妃海風の印象

人形のような可憐さで、なおかつ三拍子揃った人だと思いました。

  

関連書籍のご紹介

  

岡田敬二 ロマンチック・レビュー(DVD付)

宝塚歌劇団で45年にわたってレビューを演出してきた岡田敬二が初めて語るレビューの魅力とその軌跡。

2009年宙組公演『Amourそれは…』の制作日誌や、レビューにかかわった多数の卒業生からの応援メッセージも掲載。
「レビューの幕が開くまで」「紙上再 演・最新ロマンチック・レビュー」「自作を語る キャリアを俯瞰する5万字インタビュー」「演出家と語る 座談会 ◎ 寿つかさ、水 夏希」「ロマンチック・レビュー18作 ダイジェスト版DVD」等々、数々の秘蔵話し満載で、宝塚歌劇ファンにもレビューファンにも必携の書です。

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