宝塚歌劇の歩み(2005年-2014年)
100周年を迎えた今も、新たな可能性に挑戦
100周年という記念すべき年を盛り立てるさまざまな記録が樹立された2005年-2014年。2005年には、宝塚歌劇を代表する人気ミュージカル『エリザベート』が上演回数500回を突破、2007年には同ミュージカルの宝塚大劇場での動員数150万人を記録。1996年から多くのファンに愛されてきた不朽の名作が、再び脚光を浴びた年でもありました。
2009年には『太王四神記』『相棒』『逆転裁判』、2012年には『銀河英雄伝説』といった、人気ドラマやゲームなどとのコラボレーションを実現。また、2011年には東京宝塚劇場の来場者が1,000万人を達成しました。 2013年4月には初の台湾公演が上演され、日本のみならず海外からも熱い視線が注がれています。
そして2014年には100周年を迎え、記念式典や運動会など数々の特別行事が実施されました。101周年以降も2回目の台湾公演が行われるなど、進化し続ける宝塚歌劇に注目が高まります。
西暦(元号) 世の中の動き |
主な出来事 |
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2005年(平成17年) | 月組梅田芸術劇場公演『Ernest in Love』上演 新装した梅田芸術劇場メインホール(旧・劇場飛天)にて宝塚歌劇の公演が開始。 韓国公演 『ベルサイユのばら』『ソウル・オブ・シバ!!』を全国ツアー公演に引き続き、韓国でも上演。慶熙大学「平和の殿堂」にて公演。 宝塚大劇場において「花の道より」400回記念チャリティ・スペシャル『花の道 夢の道 永遠の道』 元理事長の小林公平(当時・音楽学校校長)が歌劇誌に掲載されている「花の道より」の連載400回を記念したチャリティ・イベント。 |
2007年(平成19年) | 宝塚大劇場において「清く正しく美しく—この教え護り続けて—」 小林一三没後50年にあたり、多くの卒業生を迎えて催されたスペシャルイベント。1999年から続いた「逸翁デー」の催しはこの年をもって終了となった。 |
2008年(平成20年) | ブロードウェイ・ミュージカル『THE SCARLET PIMPERNEL』上演 人気ブロードウェイ・ミュージカルを小池修一郎の潤色・演出により上演。大ヒット作となり、読売演劇大賞優秀作品賞を受賞。2年後の2010年、月組により再演された。 |
2009年(平成21年) | 花組宝塚大劇場公演『太王四神記』上演 この年から宝塚大劇場公演が各組2公演ずつの年10回公演に。 宝塚歌劇95周年記念・「歌劇」通巻1000号記念スペシャル『百年の道』 |
2010年(平成22年) | 星組梅田芸術劇場公演『ロミオとジュリエット』上演 シェイクスピア作の純愛物語を、フランスの作詞家・作曲家・演出家であるジェラール・プレスギュルヴィック氏が新たにミュージカル化した作品を、日本で初上演。大好評を受け、2011年には雪組、2012年には月組、2013年にはふたたび星組で上演。 |
2011年(平成23年) 東日本大震災 |
東日本大震災発生に伴い、真飛聖ディナーショー、雪組東京公演、花組東京公演が一部中止、3月宙組東京特別公演の全公演が中止 |
2012年(平成24年) | 名誉理事・専科の春日野八千代逝去 |
2013年(平成25年) | 台湾公演 台北国家戯劇院にて公演。 東急シアターオーブにて『戦国BASARA』上演 2009年の『逆転裁判』に続き、株式会社カプコンの人気ゲームを舞台化。新しく開場された東京都渋谷区の東急シアターオーブにて花組が初めて公演を行なった。 宝塚音楽学校創立100周年記念式典 |
2014年(平成26年) | 宝塚大劇場にて「宝塚歌劇 100周年記念式典」 大阪城ホールにおいて「宝塚歌劇100周年記念大運動会」 |