作品紹介
作品紹介
主演
珠城 りょう、愛希 れいか
解説
三井住友VISAカード ミュージカル
1996年の初演以来、独創的なストーリーと、美しい旋律で彩られたミュージカル・ナンバーで多くの人々を魅了してきた『エリザベート』。上演回数は1000回を超え、観客動員数240万人を記録するなど、名実ともに宝塚歌劇を代表する人気ミュージカルとなりました。宝塚歌劇において記念すべき10回目の上演となるこの度の月組公演では、作品毎に着実な進化を遂げている珠城りょうがトート役に、この公演での退団が決まっている愛希れいかがエリザベート役に挑み、新たなる『エリザベート』の歴史を刻みます。
※上演時間は、幕間休憩(30分)を含めて約3時間です。
※宝塚歌劇では、出演者一同お花のお届け物を辞退させていただいております。
物語
オーストリー=ハンガリー帝国皇妃エリザベートが殺害されてから100年あまり経ったにもかかわらず、煉獄の裁判所では暗殺犯ルイジ・ルキーニへの尋問が続いていた。ルキーニは、エリザベートは死と恋仲だった、彼女自身が死を望んでいたと主張。それを証明するためエリザベートと同時代に生きた人々を霊廟から呼び起こす。最後に黄泉の帝王トート(死)が現れ、エリザベートを愛していたと告白する。
時は1853年に遡る。バイエルンの王女として自由を謳歌していたエリザベートは、ある時綱渡りに挑戦しようとして落下し、意識不明の重体に陥る。冥界へ迷い込んだエリザベートの生命力溢れる眼差しに一目で惹きつけられたトートは、彼女の望むままその命を返してやる。そしてエリザベートの愛を得るまで、どこまでも彼女を追い続けることを決意するのだった。
その頃ウィーンの宮廷では若き皇帝フランツ・ヨーゼフが母親である皇太后ゾフィーの助言と指示のもと、広大な国を治めていた。ゾフィーはフランツと彼のいとこにあたるヘレネとの見合いを計画するが、フランツが見初めたのはヘレネの妹エリザベートであった。
1854年、二人の結婚式が執り行われるが、まだ幼さの残る新皇后に周囲からは呆れと不満の声が上がる。そんな周囲の思惑をよそに、幸せに満ちた表情でワルツを踊る二人。そこへトートが現れ、“最後のダンスは俺のものだ”とエリザベートに語り掛ける。
トートとエリザベート、果たして二人の愛と死の輪舞の行き着く先は……。
人物相関図
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