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礼華 はる
亡国封史
『雨にじむ渤海(パレ)』
作・演出/平松 結有
渤海(パレ)。海東の盛国と呼ばれた幻の国は、隣国・契丹に攻め込まれ、滅びようとしていた…。
その国の最後を見届けた王の名を、テ・インソンと言う。
時は10世紀、渤海。王であるインソンは度重なる暗殺の危機に見舞われていた。彼を暗殺しようとしたのは、妻である王妃ウンビンの弟。インソンは躊躇なく義弟に死罪を命ずる。幾度となく人に裏切られ、命を狙われてきた王の目は冷たく、孤独に歪み、人々から恐れられていた。
ある晩、王宮への帰路。インソンは、何者かに谷底へと突き落とされてしまう。市井の民・セウォンに助けられ、一命を取り留めた彼は、王宮へ戻らず、身分を偽り、民と変わらない生活を営み始める。命を奪われる恐怖から解放されたインソンは、セウォンの生き方に触れ、その温かさに心溶かされ、二人は次第に心を通わせてゆく。一方、王の訃報を受けとった王宮では、権力争いが激化していた。夫を亡くした王妃ウンビン、国の実質的な政治を司る執政、隣国・契丹から忍び込む間諜の影…人間の私利私欲が、渤海という国を滅亡へと追い込むのだった。そして、自国が沈みゆくことを知ったインソンの、王としての人生が再び動き出す。
謎多き国・渤海を舞台に、一人の王の生き様をフィクションとして描き出す、歴史ファンタジーが幕を開ける。
※宝塚歌劇では、出演者一同お花のお届け物を辞退させていただいております。