制作発表会レポート

写真
公演に先立ち、2012年11月19日(月)に第一ホテル東京で制作発表会が開催されました。その模様を一部ご紹介し、公演の魅力に迫ります!

楽曲披露

オスカル役の月組トップスター・龍真咲とロザリー役のトップ娘役・愛希れいかに加え、アンドレ役の準トップスター・明日海りおが扮装姿で登場。聴き馴染みのある3曲を披露し、会場は一瞬にして「ベルサイユのばら」の華やかでドラマティックな世界に染め上げられました。


楽曲披露1「愛の巡礼」龍真咲 2「心のひとオスカル」 明日海りお 3「愛あればこそ」龍真咲、愛希れいか、明日海りお

『ベルサイユのばら』-オスカルとアンドレ編-を上演するにあたり

池田理代子氏
植田紳爾

池田理代子氏 (「ベルサイユのばら」原作者)

今年は、「ベルサイユのばら」の原作がこの世に生まれて40周年、そして来年は宝塚歌劇で上演されて40周年ということで、宝塚歌劇で当然上演されるでしょうというお声も多く、こうして発表させていただくことになり、大変嬉しく思っております。初演は昨日のことのように覚えていますし、この作品がずっと上演される作品であって欲しいと心から願っております。

植田紳爾 (脚本・演出)

夢とロマンに溢れた世界を徹底的に追求

99周年にもう一度、宝塚歌劇の伝統、夢とロマンと愛に溢れた世界を再現してみたいと思います。初演から40年経っていますが、もう一度初心にかえってやってみたいです。

今回の目玉は、最後の馬車に乗って天国に行くシーンを、クレーンを使い、オスカルとアンドレの二人を馬車に乗せて、そのまま空中へ飛んでいこうと。これは大きな見せ場だと思います。

3人(龍・愛希・明日海)が月組を背負うようになってから大変パワフルになってきたと感じています。そうした今の月組のエネルギッシュな力を『ベルサイユのばら』の世界でどう生かすかと考えております。
また、蘭寿、壮という強力な応援もありますので、100周年を前にした99周年に、各組の窓をあけて空気を通して、活性化できればと思います。
徹底的に宝塚歌劇の良さや伝統ある舞台を作ってみようと思いますので、どうぞご期待ください。

公演の意気込み

龍真咲

月組トップスター 龍真咲

私は、『ベルサイユのばら2001』で初舞台を踏ませていただきました。再び、この作品にめぐり会えましたことに、強い縁を感じ、とても嬉しく思っています。そして、今回は更に、蘭寿さん、壮さんという熱いお二方とご一緒させていただきますこと、大変嬉しく思っております。
初めて情熱的に愛される役、しかも役替りで魅力的なお三方に想われますので、しっかりとオスカルの女らしさ、国を思う女性である面以外の強さや弱さを表現していきたいです。オスカル、アンドレ役、どちらとも演じるので相乗効果で、台詞だけではない心の中の気持ちを演技で表現できるよう、しっかり創り上げたいです。 月組生一丸となって、お稽古に励んで参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
愛希れいか

月組トップ娘役 愛希れいか

この作品に出演させていただくことを、本当に嬉しく幸せに思いますと同時に、今回はオスカル役とアンドレ役の役替わりもあり、また蘭寿さんと壮さんとご一緒させていただけるということで、今から楽しみな気持ちでいっぱいです。
植田先生のお稽古にしっかりついていき、この作品に精一杯取り組んでいきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
明日海りお

月組準トップスター 明日海りお

今まで家で本を読み、もしくは客席で観る側だった憧れの作品に、今回出演させていただくことになり、本当に光栄に思っております。
役替わりでオスカルとアンドレを、蘭寿さんと壮さんがいらっしゃる時は傍で勉強させていただきながら、もう一つの役もすることになります。三役を役替わりするのは初めてなので、気力と体力を十分に備えて、挑んでいきたいと思います。
蘭寿とむ

花組トップスター 蘭寿とむ

私は、今回初めて『ベルサイユのばら』に出演させていただきます。宝塚歌劇の宝であるこの作品に出演させていただきますこと、大変光栄に思っております。私はファン時代にこの作品を劇場で拝見し、愛が溢れる舞台に涙が止まらなかった記憶があります。
オスカルの気高い志と女心をより深く近くで分かりたいですし、包容力溢れるアンドレを創りたいです。三日間という短い期間だからこそ、龍さん演じるオスカルをより深く、強く愛し抜きたいと思っています。
新春の月組公演に華やかな彩りが添えられますよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
壮一帆

花組 壮一帆

私は全国ツアー、外伝も含めますと、『ベルサイユのばら』は五回目の出演となります。アンドレ役は今回で三度目になりますので、一度演じたことがあるからこその緊張感、そしてその緊張感を、また自分自身へのパワーに変えて、月組公演が、宝塚歌劇が更に盛り上がるように一生懸命頑張りたいと思います。
『ベルサイユのばら』は、お稽古場でも伝統ある雰囲気というものがありますので、私自身若輩者ではありますけれども、経験者としてその辺りも次に繋いでいけるように、少しずつでも伝えることができたらと思っております。

※壮一帆は2012年12月25日付で雪組へ組替え。本公演には雪組新トップスターとして出演します。

公演のポイント

◆宝塚歌劇の至宝が再び

2013年、宝塚歌劇99周年のアニバーサリーイヤーの幕開けに相応しく、宝塚歌劇の代名詞といえる『ベルサイユのばら』が待望の上演。
往年のスターたちが演じてきたオスカルやアンドレ、そしてベルサイユのばらの登場人物たちを、若さとパワー溢れる龍を中心とした今の月組だからこそお届けできる、瑞々しい新たな魅力をプラスして堂々の再演です。

◆役替わり公演の楽しみ

この公演には、宝塚大劇場公演のみとなりますが、アンドレ役で蘭寿とむ、壮一帆が特別出演し、普段の公演では実現することがない組の垣根を越えてのフレッシュな組み合わせを実現。どのような化学反応を起こしてくれるのか、今から期待が高まります。
更に、龍真咲、明日海りおのオスカルとアンドレの役替わりも見どころの一つです。

1974年に宝塚歌劇で初演されて以来、多くのファンに愛され続けている宝塚歌劇の至宝。
龍真咲を中心とした月組で創り上げる、宝塚歌劇月組公演 三井住友VISAカードシアター 宝塚グランドロマン『ベルサイユのばら』-オスカルとアンドレ編-に、どうぞご期待ください!!

Page Top